タクシー業界最大手の日本交通。
ネット記事では「日本交通はやめとけ」といった批判的な記事も目にします。
本当でしょうか?
この記事ではシゴタメが日本交通の本当の年収や会社の実態・特徴を深堀していきます。
日本交通でタクシー運転手に転職したい方の参考になればと思います。
結論から言うと「日本交通やめとけ」は嘘です。
最大手だけあってしっかりとした研修や待遇が受けられる優良タクシー会社です。
日本交通に入社希望の方はしっかりと会社の特徴をおさえておきましょう!
目次(もくじ)
日本交通株式会社の基本情報
売上高 | 1193億円以上(業務提携会社を含む) |
車両台数(タクシー) | 7700台以上 |
創業年 | 1945年設立 |
本社所在地 | 東京都千代田区紀尾井町3-12 |
日本交通のおすすめポイントとは?
日本交通に入社するメリットは多くあります!
ハッキリ言っていたれり尽くせりです。
人手不足に感謝しましょう(笑)
・未経験から年収800万超えも可能
・歩合率は業界最高レベルの62%
・月35~40万円の給与保証が入社後1年間受けられる!
・専用乗り場の数が多い(都内だけで46か所)
・希望者は70歳まで働ける
・2種免許取得費用は会社側が全額負担
日本交通のタクシー運転手の年収・給与体系はどうなってる?
日本交通のタクシー運転手の待遇は以下の通りです↓
月給:固定給18万2000円+歩合給(歩合率62%)
研修期間は日給1万円+交通費
未経験から入社した1年目の平均年収は「580万円」となっています。
中には1年目で600万以上稼ぐ人もいます。
入社後の12カ月間の給与保証について
日本交通のタクシー乗務員は入社後12カ月間、給与保証が受けられます。(これはタクシー業界最高レベルの水準です)
配属後3ヶ月間は月給40万以上保証+歩合給
その後9カ月間は月給35万以上保証+歩合給
となっています。
入社直後でも安定的な収入を確保できるため全くの未経験からでも安心して働けます。
なぜ日本交通は稼げるタクシー会社なのか?理由4つ
日本交通のタクシー運転手が稼げる理由は大きく4つあります。
①日本交通は専用のタクシー乗り場が多い!
日本交通は都内だけで専用のタクシー乗り場を46か所設置しています。
すべてお客さんが多い場所のためそこに行けば安定して売り上げをあげることが可能になっています。最大手のタクシー会社ならではの利点です。
②無線配車が多い!
日本交通は空車時に無線でお客さんをあてがってくれる無線配車の回数が非常に多いです。
他と比べて3倍ほどの配車数です。
無線配車からのお客さんは1乗車あたりの単価も高めなため稼ぎやすいです。
③タクシーアプリユーザーの増加
タクシーを探している人とタクシー運転手をマッチングするタクシーアプリ「GO」の普及ですぐにお客さんを乗せることが可能になりました。こうしたアプリのおかげで長年の経験や勘がなくても稼げるようになりました。
④全国1万6000社とタクシーチケット契約
日本交通は全国1万6000の企業とタクシーチケット契約しています。チケット利用者は長距離の単価が高い(5000円以上)場合が多いため稼げます。
タクシー運転手はやめとけは嘘です!
福利厚生はある?
日本交通の福利厚生は以下の通りです↓
- 2種免許取得費負担
- 社会保険完備
- 仮眠室・喫煙室の完備
- 再雇用制度(70代でも働ける)
などなど
日本交通の勤務体系・休日について
日本交通のタクシー運転手の勤務体系は、丸1日勤務した後に1日休むを繰り返す「隔日勤務」という勤務体系が基本になります。
1日の乗務時間は15.5~18時間(内、休憩3時間)・週40時間勤務で月あたりの乗車回数は11~13回です。
有給休暇なども合わせると「1か月のうち3分の2程度が休日になる」ためプライベートも充実できます。
これがタクシー運転手が自由な職業と言われる理由です。
日本交通の募集要項
日本交通のタクシー運転手(正社員)の応募条件は「19歳以上」かつ「普通免許取得から1年以上経過(AT限定でも可)」している方です。
これさえ満たしていれば性別や経歴、年齢などは関係ありません。
かなり緩めの応募条件と言えるでしょう。
日本交通のタクシー運転手、入社から乗務デビューまでの流れ
日本交通のタクシー運転手になるまでの流れは以下の通りです↓
- 電話かネットで応募
- 面接(1回のみ)
- 採用
- 提携の教習所で2種免許取得(10日間程度)&研修
- 晴れて乗務デビュー!
といった流れです。
1日の勤務の流れ
日本交通のドライバーの1日の勤務の大体の流れはこうなっています↓↓
日本交通に入社(転職)した人の体験談
トラック運転手をしていました。運転自体は好きでしたが、このまま重い荷物を積み下ろしする仕事を歳をとってやっていけるか不安になり日本交通のタクシー運転手に転職しました。結果として正解でした。大手だけあって稼げるシステムが整備されており働きやすいです。また、隔日勤務という働き方は仕事をする日と休日がハッキリしているため気にっています。年収もトラック運転手時代よりも200万円以上増加しました。大満足です。(30代・元トラック運転手)
元々は地方で路線バスの運転手をしていました。
給料の安さと休日の取りにくさに不満があり上京して業界トップの日本交通のタクシー運転手に転職しました。
2種免許は持っていたのでスムーズに仕事に慣れることができました。年収も上がった上に休日が多いためライフスタイルも自由でした。素晴らしい天職を見つけたと思っています。(40代・元バス運転手)
日本交通のタクシー運転手についてのQ&A
日本交通のタクシー運転手についてよくある疑問・質問をまとめてみました。
Q.1 ペーパードライバーでも大丈夫?
A.1 しっかりとした研修とカリキュラムがあるので大丈夫です。すぐ慣れる人がほとんどです。
Q.2 出勤日は調整できますか?
A.2 出勤日の1か月前に申告すれば調整できます。
Q.3 マイカー通勤はできる?
A.3 営業所によってマイカー通勤できるところとできないところがあります。
Q.4 お客とのトラブルや安全性に不安がありますが?
A.4 ドライブレコーダーを搭載しています。また無線での通報システムもあるため安全です。
Q.5 地理に詳しくないのですが?
A.5 カーナビを搭載しているため大丈夫です。
Q.6 接客の経験がないのですが?
A.6 日本交通独自の接客マニュアルがあります。
Q.7 女性でも勤まりますか?
A.7 女性客にはむしろ歓迎されます。日本交通は女性を積極採用しています。
Q.8 何歳まで働ける?
A.8 日本交通は65歳が定年で希望者は70歳代でも働けます。(66歳以上は月10回までの勤務)
Q.9 ノルマはある?
A.9 ノルマはありません。
Q.10 最高でいくら稼げる?
A.10 最高で890万円稼ぐ人もいます。
日本交通のデメリットは?
日本交通は最大手のタクシー会社だけあって採用の基準は他より厳しめです。
学歴なし&性別不問&未経験歓迎ですが面接できちんとした受け答えができなければなりません。
また、身元保証人が必要になります。
社員寮や借り上げ社宅もありません。(自分で家を借りれない人を排除するためと言われています)
あと、退職金もなしで副業も禁止です。
業務面でいうと「休憩時間が3時間」というのも厳格に決まっています。中小のタクシー会社では休憩6時間とっても何も言われない会社もありますが日本交通ではそれは無理です。
【日本交通まとめ】やめとけは間違い!
日本交通は最大手だけあって研修やシステムが整っています。
やめとけ!どころかタクシー運転手希望者は必ず受けるべき超優良ホワイト会社です!
ただ意外と平均年収は他の大手より高くないです。
また、地方に営業所はありません。
タクシー会社の待遇は各社本当にそれぞれです。
自分の希望に合ったタクシー会社を見つけたいならタクシー専門の転職サイトを利用するのが手っ取り早いです!
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